【R18】9、桃色宿屋201号室(仮)(異世界官能小説家まんころね)

 村の隅で、なにやら男たちが集まっていた。
 若い男からちょっとお年の男まで、さまざまである。
「おい、聞いたか桃色宿屋201号室の話」
「なんだそれ」
「なんでも、銀貨一枚払えば、一時間えっちなことをしてくれるらしい」
「なんだって!」
「童貞でもいいのか」
「銀貨一枚なら俺の小遣いでいける」
 ころねの風俗店の話だ。
 ころね自ら噂を流して回ったのだ。
 結果、噂はあっという間に広まった。
「あーあ…大変なことになったわ」
 男たちの興奮した様子に、エアはため息をついた。

「あっ、いいッスよ…」
 ころねは甘い声をあげた。
 桃色宿屋201号室(仮)。ころねが立ち上げた風俗店である。
 最初の客は童貞のおっさんだった。名前はアディ。
 もちろん、お客さんの方にもプライバシーがあるので、仮名で構わないと断りは入れている。
「こ、こんなんでいいんか。俺、下手じゃないか」
 少しおどおどしたアディは、ころねのまんこをちょろちょろと舐めていた。
「それがいいんスよ。もどかしくて、気持ちいいッス…んっ、いいッス、きもちいッスよ…」
 ころねの反応に、アディの舌の動きは少しずつ早くなっていく。
 ずっとしぼんでいた彼のちんこが、ぐいっと大きくなった。
「お、大きくなった」
「なったッスね。大丈夫、こんな感じでやれば、彼女ともうまくやれるッスよ」
 自信をとりもどしたちんこに、ころねは触れようとしたが、アディはそれを拒んだ。
「はじめては彼女とやりたい。まんころねさん、俺いけそうだ。本当にありがとう」
「そうッスか。健闘を祈るッス! 余計なこと考えず、えっちでいればいいんスよ」
 私みたいにね。
 そう言って笑ったころねに、アディはぺこりとお辞儀をして、急いで服を着て出ていった。

「はじめてのお客さんとはえっちができず…」
 一人残されたころねは、ぽつりと言葉を落とした。
 少し残念だったが、彼は満足そうだった。
 童貞で、できた彼女も処女。もう交際して何年も経つのに、夜の営みがなかったそうだ。
 どんどんエッチすることに臆病になり、とうとう勃起すらしなくなったという。
 このままじゃいけないと思っていたところに、桃色宿屋の噂を聞いた。
 他人なら、いけるんじゃないか。練習してみたらいいんじゃないか。
 そう思った彼は、誰よりも早くこの部屋にきたというわけだ。
 ふふ、と、ころねは少し気持ちよさそうに笑った。
「よーし、体流して、次いくッスよ!」

 こうして、異世界からきた勇者ころね(源氏名まんころね)の、風俗嬢としての冒険(?)がはじまった。



 

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