2,慰み犬(工場の慰め犬バイト)

「んん…」
 なにかに引っ張られているような感じがして、目が覚めた。
「お、主役のお目覚めだぜ」
 知らない男の声がする。
 ぼんやりとする意識の中、周りを見渡してみると、工場の社員と思われる作業着を着た男達が数十人、木葉を囲んでいた。
「え、なんですかこれーーきゃっ?!」
 立ち上がろうとして、転ぶ。
 首に痛みを感じて見てみると、犬の首輪のようなものが、木葉の首に付けられていた。
 リードの先は部屋の真ん中の柱にくくりつけられていて、これ以上は動けない。
 よく見ると、いつの間にか、おっぱいとおまんこがまるだしという、大事な所だけ隠れていない、フリルがたくさん付いた、いやらしい服を着せられていた。
 頭には犬耳のカチューシャがつけられている。
 なんとも恥ずかしい格好だった。
「な、な、やだっ」
 あらわになった身体を隠そうとするが、それが逆に男心をくすぐる。
「今回の慰み犬はちっこくて可愛いっすねー」
「お前もそう思う? いや、俺もタイプだわ」
 あちこちで笑い声が聞こえ、下心丸出しの男達の目線に、木葉は後ずさった。
「な、慰み犬…?」
「君の仕事だよ、慰み犬。うちの工場の社員たちの、慰み者になってもらう。別に立ってるだけで構わない、簡単だろう?」
「そ、そんな!」
 慰み犬。いやらしい制服。興奮した男達。
 ーーバイトの内容がどういうことかは、容易に想像がついた。
「私帰ります! こんなバイトしません!」
「おっと、もう契約はすんでるからな」
 リードを外そうとする木葉を、工場長が制する。
 その手には、バイトの契約書があった。さっき書かされたものである。きっちり、印鑑も押してあった。
「そんなの無効です! とにかく帰ります!!」
 今から起こる事から逃げる為に、木葉は必死になる。
 だがリードはきつく結ばれていて、そう簡単には外れなかった。
「だ、誰か助けて…!」
 こんなに大勢いるのである。だれか一人くらい、味方してくれる人がいるのではないか。
 そう思って周りを見渡したが、すぐに淡い期待だったと知った。
 男達は皆、まるでそれが当たり前であるかのように、全員が服を脱ぎ始めていたのだ。
「助けて、帰りたい…!」
 涙を浮かべる木葉の目の前に出されたのは、犬の尻尾のアナルプラグだった。
「まずは、うちの慰み犬伝統のアナルプラグ尻尾、挿れよっか~」
 性の知識に疎い木葉には、アナルプラグを見ただけでは、それがなんのためのものか分からない。が、近寄ってきたその男の言葉で、全てを察した。
「待って待って!! うそでしょ、そんなの無理!」
 冗談じゃないと逃げようとするが、リードが引っ張られ、首が絞まってどうすることもできない。
「大丈夫大丈夫、ちゃんとローションは付けるよ、『皆で気持ちよく』が、我社のモットーだからね~」
 言いながら、ぐいっとリードを引っ張った。
「いやぁっ」
 倒れる木葉の体を押さえられ、お尻を突き出す形となる。
 ローションの蓋を開ける音と、周りの男達の歓声が、いやに生々しく聞こえた。

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